TOEICの点数が必要になったので、最低限の勉強で点数を上げる方法を教えてください
このような質問をする方は大体600点くらい取れれば目標達成なので、600点取得の勉強手順を書いておきます。
まず初めに、自分の人生にTOEICが関係する人、昇進、転職、留学、自慢・・・等々
自分の人生にTOEICの「ト」の字が関係する人は真っ先に対策しなければならないのが、1にも2にもTOEICです。
仕事の実力とは別次元でなぜかTOEICの点数で多少評判が違ってくるのは皆さんにも経験があるはずではないでしょうか?
結論から言うと、現時点で400点台くらいの人は30時間の勉強で600点は取れます。
一旦ここでは600点を目標に置きますが、600点を取っていれば「恥ずかしくはない」レベルで、むしろ、「英語得意なんですね!ステキ!」と思われるような点数でもあります。
つまり英語が好きか嫌いか、しゃべりたいかしゃべりたくないかは全く別の話として、600点はマストで取っておきたい点数なのですね。
600点取得のために必要な参考書・問題集は下記2冊だけです。
TOEICは情報が錯そうしているので、どの参考書が良いとか、悪いとかなかなか判断つかないかもしれませんが、私がお勧めする2冊はシンプルな基準で選んでいます。
- 本番の最新内容反映 1冊
- 普遍的な英語の基礎力養成 1冊
600点取得で具体的に抑えておくべきポイントはたった3点だけです。
少しの頑張りで600点を取ってTOEICに悩まない人生を早めに手にしておきましょう。
本番問題を解く【勉強時間目安:5時間】
サンプル問題を解く【1時間】
まずは、公式問題集のサンプル問題を解きましょう。
パターンを知る上ではサンプル問題で各パート少量を解くことが一番効率的です。
ポイントは
- 答え合わせしたら解説も読んでおく
- わからない単語は「軽く」覚えておく
覚えるといってもスペルまで覚える必要はなくて英単語を見て、なんとなくイメージがわかるレベルで良いです。
TOEICは読めさえすれば点数が取れるので、今の段階では割り切りましょう。
そして安心してください、サンプル問題といっても案外難しいので今の段階で全然できなくても、600点は取れるようになります。
本番問題を解く【3時間】
そして、次にいきなり公式問題集の問題を解きます。
ほとんどわからなくても良いんです。
・・・というか、ほとんどわかりません。
2時間のテストですが、まず2時間以内に解き終わることはありません。
リスニングは聞き取れるかどうかは別として時間が決まっていますが、リーディングで確実にタイムオーバーになります。
集中して3時間ぶっ通しで問題を解き切るほどの集中力の持ち主であれば問題ないですが、なかなかそういう方もいないはずです。
リスニングが終わったらいったん休憩し、パート5.6.7はそれぞれ区切りながら、チンプンカンブンな部分が多くても良いので、トータル3時間でなんとか解き切るようにしてください。
数日に分けて解いてもかまいませんが、延び延びになってもいけませんので一週間以内には解き切ってください。
TOEICが英語力のみならず時間との闘いの理由を体感できるはずです。
単純に知識レベルで600点くらいの実力がある人も時間が足りなくなるため、本番で500点くらいになってしまうこともざらです。
私も800点超えた時ですら最後の10問は解き切れず、マークシートを塗りつぶす、いわゆる「塗り絵」状態でした。
答え合わせ【1時間】
ざーっと答え合わせをしてください。今の段階ではじっくり確認しなくて良いです。
「全然合っていない」「案外正解している」 とかを感じるだけでOKです。
中には最後2択で迷ったものもあったり、印象深かったりした問題もあるかと思います。
印象深い問題というのは答えの理解も早く覚えやすいので、この際に覚えておきましょう。
ここまででトータル5時間です。
この下準備をしておくかどうかで後々の効率が全然違ってきますので必ずやっておいてください。
尚、今回解いたリスニングのCDは通勤や何かの作業中に聞いておき耳を慣らしておいてください。
TOEIC本番でしゃべる人と同じ人の声でリスニングしておくことの効果は計り知れません。
基本文法・単語【勉強時間目安:10時間】
基本文法
600点は運だけで取れる点数ではありません。
それゆえに、周りにとれている人は案外いなく、600点あれば英語はまあまあできるんだなと思われる点数なのです。
そのように考えたらテクニックだけで太刀打ちできないことはわかります。
600点を取るために必要になってくるのは英語の基礎力です。
基礎力といっても中学高校で勉強した英語の簡単なレベルで大丈夫です。
英語が苦手だった方も大丈夫。
なんとなく覚えているはずなので案外サクサク進みます。
そのためには上記でお勧めした「薄くて簡単な」問題集をお勧めします。
薄い問題集ゆえにこの薄い問題集をやりきれば基礎は十分です。
単語
現段階で単語帳を買う必要はありません。
この薄い問題集と公式問題集に出てくる単語は答え合わせの都度覚えておきましょう。
実はここが英語の勉強の肝でもあります。
問題で出くわした単語を覚えていくという勉強方法は、700点以上目指していく方や英会話を取得したい方には必要になってきます。
英語の勉強というと必ず単語帳から入る人がいます。
それは、単語がわからない → 読めない → 解けないということで、単語が最重要ということからきているかと思います。
それはもちろん正しいのですが、最低限の文法や問題のパターンを頭に入れておかないとまさに付け焼刃。
覚えた難解単語が出てこなかったら詰みますが、英語の基礎力は応用が利きますので、問題の正答率という点では、単語よりも先に挙げた2つの項目の優先順位が高くなります。
とはいっても、致命的に単語量不足で毎回単語で悩む方もいると思いますが、騙されたと思って基礎的な問題集とそれに出てくる単語だけで挑んでみてください。
必ずそちらの方がコスパ良いです。
公式問題集の復習【勉強時間目安:15時間】
最後の仕上げです。
ここはじっくり行きましょう。
最初に解いた公式問題集をもう一度答え見ながら解きましょう。
答え見ながらなので難しいですが、サクサク進みます。
問題パターンと単語を染みつかせましょう。
公式問題集にもう一回分の問題があります。
こちらも解いて、答え合わせ&復習しましょう。
まとめ
最後にまとめです。
ここまでやってきたことは
- 出題パターンを覚える
- 耳を慣らす
- 基本的な英語を学ぶ
- 単語は都度覚える
- 本番形式の問題を解きなおす
改めてみると、とても正攻法な試験勉強法ではありませんか?
TOEICはあくまでも試験です。
知ってるか知らないかだけです。
一般的に試験勉強といわれることを順序通り正しくやれば誰でも点数が取れるようになってきています。
将来英語でバリバリ活躍するぞ!・・・という方でない限り、割り切りが大切です。
600点くらいは早く取ってしまって、他のことに時間を割きましょう。
これから会社で評価されるためのノウハウを他の記事にも書いていきますが、
これからあげていく記事の中でもTOEICの「ある程度の点数」がかなり上位でコスパの良い投資になります。
社会人の時間はあっという間に過ぎますので、コスパを意識し要領よくやっていきましょう。