副業を考えたときに何が良いか悩みますよね。
私自身も副業スタート時にとても悩みました。
本業に支障をきたしたくないし、リスクを負いたくないし、でも稼ぎたいし・・・
そのようなことを副業で考えていたら、アフィリエイトを思いついた方も多いのではないでしょうか?
コストもかからない、在庫も持たない、記事がバズったら高収入のアフィリエイトって魅力的ですよね。
実際、金銭的には私もリスクが少ないと思っています。
しかし、自分一人でやる場合、収益化まで時間がかかりすぎるというのがネックです。
そして収益化までなんとか持って行っても、数万円程度でインフルエンサーには到底及びません。
では、副業のテーマとして何をしたら良いのか?
今回の記事は、自分一人でやる副業としてのアフィリエイトはなぜ失敗するのか、副業は何をテーマにしたら良いのかについて書いています。
副業としてのアフィリエイトのコスパの悪さ
専業アフィリエイターには絶対勝てない
これにつきます。
まず、アフィリエイトで収益を得るためには検索で上位に出てくる必要があります。
専業アフィリエイターは研究しつくしていますし、最近では企業もSEO対策をして上位を狙いに来ています。
そこにちょっとかじった程度の一般会社員の自分が戦いを挑んで勝てるわけがないです。
検索で上位に来なければ当然収益もほぼゼロ。
ニッチなキーワードが当たっても収益は数百円~数万円程度で、時間の経過とともに競争に巻き込まれ長続きしません。
専業アフィリエーターと同じ土俵で戦うには、自分も専業にならないと勝負にならないということです。
リスクを取らないのであれば、専業アフィリエイターと同じ土俵で戦ってはいけません。
1万時間の法則
「1万時間の法則」という法則があります。
大きな成功を収めるには1万時間かけないといけないという法則です。
もちろん全員に当てはまる法則ではありませんが、一つの指標としてみてみましょう。
下の図は、同時期にアフィリエイトを始めたとして、副業に週10時間費やしている人と、専業として費やしている人が何年で1万時間に到達するか試算してみました。
※副業の人は一日標準労働8時間で副業に割けるのが平日2時間で10時間/週
専業の人は一日標準労働8時間+2時間の 合計50時間/週
この差を見ると一目瞭然です。
専業の人が4年弱でマスターするのに、副業の人は19年以上かかる計算になります。
その差15年以上です。
多少ブレはあるでしょうが、専業の人のアフィリエイトの4年間の収入を得るためには20年近くやってようやくです。
しかもアフィリエイトの特性上、最初の5~6年はほぼ無収入なんてザラです。
20年かけてスタート地点に立てたとして、そこからどのくらい挽回できるでしょうか。
仮に30歳でスタートして、副業に一日2時間ということは本業はほぼ定時で終わるくらいの仕事。
1日2時間の残業代が減るということは1か月20日×2時間=40時間/月の残業代に相当します。(実際40時間も出ない会社もありますが、計算上です)
40時間の残業代は社会人で言ったら時給2,500円として、10万円/月×12か月×20年=2,400万円の価値に匹敵します。
しかも、本業が定時で終わるレベルの仕事ということで、一般的に評価も上がりづらく本業にも支障がでます。
極端な例ですが、理論上は2,400万かけて毎日頑張って50歳でようやく34歳でようやく波に乗ってきた専業アフィリエイターに追いついたと同等の話です(涙)
と、実際20年もこのペースで副業を続けられる人は早々いないと思いますし、実際はこんな単純な話ではないですが、
かなり時間的・潜在的なリスクがあるということですね。
副業のテーマは何がベストか
本業からの派生がベスト
インフルエンサーに憧れる気持ちはとても分かりますが、副業で未知のアフィリエイトで戦うことがいかに無謀なことか納得いただけましたでしょうか?
なぜ無謀かというと、同じ土俵では専業に時間という点で圧倒的に不利だからですよね。
副業が専業に勝てないというのであれば、「副業の専業化」をしたら良いですよね。
もしくは、時間をお金で買うかです。
そうすれば、専業対専業なのでハンデなしの真っ向勝負です。
時間をお金で買う記事については別で書きますが、今回は「副業の専業化」について書きます。
副業の専業化
本業をやめてアフィリエイターになれと言っているわけではありません。
副業は本業の延長線上に置けば良いだけです。
例えば、あなたが飲食店で働いているとしますよね、それでしたら「その経験を生かした副業」にした方が稼げるということです。
飲食店での勤務経験は普通の人よりあなたが上です。そのノウハウを生かした副業にしたらどうでしょうか?
Youtubeにとっておきのレシピを上げる、週末に一部の客層向けに料理教室を開く等々、考えればいくらか出てきますし、アフィリエイトよりもよっぽど即効性も成長性もあります。
なによりも本業を真剣に見直すので、本業での評価も上がるというのが一石二鳥です。
飲食店の仕事が嫌だから、副業でアフィリエイトを検討した方もいると思います。
では、飲食店の何が嫌だったのでしょうか?
人間関係でしょうか、お客さんの態度でしょうか、それとも嫌々入ったからでしょうか?
実は、嫌なことって活かせるんですよね。
自分の副業ではその嫌なことが起こらないように動こうとしますよね。
そうすると、その副業ではその嫌なことが起こりにくくなりますので、副業の評判も上がることになります。
しかし、そのためにはその嫌なことは徹底的に原因を考えてください。
お客さんの態度が嫌だったらなぜ嫌な態度をとるお客さんがいるのか?原因はなにかを考える。
原因を考えるときには自分に責任があるという、自責で考えた方が次につながります。
例えばテーブルの吹き忘れで嫌な態度取られた場合
「こっちだって手が回ってなかったのに、嫌な客だな」ではなくて、「あの時席にお通しする前に確認忘れてしまった、気を付けなければ」等です。でも自分を責めすぎずほどほどに。
知識×経験×アレンジ
飲食店の知識 × 嫌なことも含めた経験 だけで普通の料理教室より良い料理教室ができると思いませんか?
さらに自分のアレンジを加えればもうそれだけで希少価値が高まり、付加価値が出ますよね。
お客さんがお金を払うのは、その金額よりも価値のあるものです。
付加価値を高めれば成功に近づきますのでいっぱい考えましょう。
それでもアフィリエイトの魅力を捨てきれない方は
本筋を行くのであれば、「副業の専業化」ですが、それでもアフィリエイトは魅力的に映りますよね。
どうしてもアフィリエイトに挑戦してみたいという方は、アフィリエイターのプロにコンサルしていただくことが最もコスパが良くなります。
時間をお金で買うということですね。
アフィリエイトの魅力の、低コスト、在庫なし、収入の自動化あたりでいうと
低コストではなくなってきますが、その分、収入の期待値も上がります。
そこはうまくバランスをとりましょう。
しかし、悪徳業者も少なくないので、騙されないようにだけはしてください。
無知な人ほど絶好の鴨ですから。
時間をお金で買う時に気を付けるべきポイントは別途記事にします。
まとめ
ここまで、副業として未経験に飛び込むと専業の人には時間的ハンデが大きすぎるので、本業の延長線上を副業にした方が良いことをお伝えしました。
アフィリエイトというより、専門外のことをいきなり副業にするのは時間的リスクが圧倒的に高いということです。(時間をお金で買わないのであれば)
本業の延長線上であれば時間的リスクはゼロ、むしろ本業にもプラスに働きますので圧倒的にコスバ良いです。
(副業禁止の会社の人でも、いつか副業解禁されるかもしれませんし、本業にも良い影響が出ますので、副業せずとも本業のアレンジを考えてみてはいかがでしょうか)
また、アフィリエイトをしたい方はむやみに突っ込むよりも時間と経験をお金で買う方がコスパが良くなるということもお伝えしました。
悪徳業者の養分になることだけは避けてくださいね。
次のステップの賢い選択の仕方は別途記事にします。