海外駐在したいのですが、どうやったら選ばれますか?
私は同期の中で一番に海外駐在員として選ばれ、現地で部門責任者を経験しましたので、自分の経験談に基づいてコツをお伝えします。
まず、海外駐在するメリットですが
- 世界を知ることができる
- キャリアに箔がつく
- 外国語を使わなければならない環境に身を置ける
- 日本ではまず話せないレベルの方々と一緒に仕事ができる
- 駐在員手当がおいしい
等々、個人的にはチャンスがあれば行かない手はないと思います。
私も日本では出来ないような経験と暮らしをさせてもらいました。
一方、デメリットは国によって違いますが
- おいしい和食が食べられない
- 日本では当たり前に売っているものが買えない
- 日本よりも忙しい
- 帰国すると浦島太郎
- 水が安全でない
- 病気にかかると大変
あたりでしょうか。帰国すると日本の環境がいかに恵まれているかを実感できます。
20代~30代、40代でも一度きりの人生なのですから、チャンスがあるのであれば一度は経験することをお勧めします。
では、チャンスがある方へ向けてさっそく駐在員に選ばれるために意識したポイントをご紹介します。
必要なスペック
TOEIC
これは、エントリーチケットのようなものです。
まずは、TOEICはある程度の点数を取っておきましょう。
会社によって基準があれば基準点以上、基準がなければ600点くらい取っておけば問題ないと思います。
仕事の経験値
日本である程度の経験値がないとトレーニー以外で海外に行く機会はありません。
海外駐在には会社も莫大なコストをかけて駐在員を送り出しますので
将来の責任者候補と思われない限り海外に送り出されることはないでしょう。
といっても、あまり心配しなくて大丈夫です。
標準点以上の評価を得ていたり、何か尖った強みを周りが評価してくれていればリストから外れることはないはずです。
日本の業務経験としては、大体5年~10年くらいでトレーニー、10年以上で駐在員のイメージでしょうか。
また、海外に行くと責任者クラスの仕事を任される方が多いです。
そのため、日本でも小規模で良いのでリーダー経験があると良いですね。
アピールの仕方
上司へのアピール
まずとにもかくにも上司に伝えない限り、中々駐在の声はかかりません。
上司に伝えても運が悪かったり、スペック不足だと声はかかりません。
ですので、上にあげたスペックはクリアしておきましょう。
その後、頃合いを見計らって上司との面談時に海外へチャレンジしたい旨を伝えましょう。
その際には
・なぜ行きたいのか
・私は行ってからも活躍できる
・そして帰国後は成長して帰ってこれる
ということが、伝わるように必ず伝えましょう。
私は当初海外希望を出していなかったのですが、「人生一度きり」とふと思ったときに挑戦してみようという気になり、上司に伝えたところ、すぐに話を持ってきてくれました。
当時の上司には今も良い関係ですがとても感謝しています。
人事担当者へのアピール
海外駐在ができるような年次になってくると、決定権を持っている人事担当者との交流も少しは出てくると思います。
その限られたチャンスを決して逃してはいけません。
私は懇親会の時は必ず積極的に話しかけてアピールをしました。
アピールといっても自分を語るわけではなく、人事担当者の方の経験や考えを聞く傾聴の姿勢です。
ちゃんと話を聞いてくれる人って好印象ですよね。そうやって好印象を与えることも重要です。しかも、人事担当者の方の見識まで聞けて一挙両得です。
また、研修がある場合は真剣に取り組みましょう。
研修の取り組み姿勢こそ、普段の業務が見えていない人事担当の方への大きなアピールになります。
まとめ
以上、スペックのお話とアピールのお話でした。
単に海外駐在員になるためであればハードルは案外高くありません。
ちょっとTOEIC頑張って、真面目に仕事して、上司と人事に伝えればすぐにリストにあがります。
今のご時世、なかなか駐在員というのは物理的にも難しくなってきていますが、チャンスがあるのであれば是非活かしてください。
駐在時の体験や海外駐在してよかったこと等はまたまとめます。
人生一度きり。経験したもの勝ちです。